「エド」という州が
ナイジェリアにはあります。
　
日本人からすると
どこか近さを感じる名前ですよね^^
　
「江戸」を思い出しませんか？
　
　
細かいことはなしにして、
江戸といえば、
今の東京ですよね。
　
発展している東京（江戸）とは反対に、
今回訪れたのはまだまだこれからのエド。
　
　
　
そのエド州の州都は
ベニンシティという街です。
　
そこから北東に150kmほど行くと
Auchi（オーキ）という町があります。
　
さらに進んで……
　
　
目的地に辿りつきました^^
　
ラゴスからは
450kmほど離れた村です。
　
　
　
周りにはポツポツと家があるような場所に
建設中の建て物があります。
　
病院を作っているんです。
　
　

　
　
マンゴーも実ってます^^
　
　

　
　
　
聞けば、
建設が始まったものの、一時中断。
　
中断と言っても年単位での中断で、
2年ほど止まっていたようです。
　
理由は資金不足。
　
　
しかし、
資金の目処が立って
建設が再開！
　
　
初めて行った時には
窓枠を取りつけるところでした。
　
それがまたなかなかの力技笑
　
　
コンクリートブロックを積み上げながら
隙間を埋めていって造られた外壁。
　
おおよその大きさにはなってるものの、
ナイジェリアでも高層ビルや
外資系のビル、ホテルだったり、
先進国で建てられるものとは違います。
　
誤差が大きく出ます。
　
　
なので、
叩いて壊したり、
後から埋めたりして調整。
　
そうして窓枠をはめ込んでいくのです。
　
　

　

　
　
　
日本でホテルや工場の建築に
電気設備工事として携わっていた時期があります。
　
それと比較すると……
　
　
　
そもそも建て方が違うので、
　
電気の配線もあとからつけるために
ブロックを壊してつけてる。
　

　

　
　
いや、
まず基準になる面はどこ！？
　
横に並んでる窓枠を
一直線にするには基準が必要だよね？
　

　
　
ん？
そもそも地面が平らじゃない！
　
高いところで作業する足場は…
こんな感じか！
木で作られた足場台（うま足場）を使うのか。　
　

　

　
　
あ、真っ直ぐのラインが綺麗に出ないのは、
木枠でやってるからか。
しかも、竹で支えてるのもある。
　

　

　
　
　
ビックリ！！！ってことはないですが、笑
　
　
違いを肌で感じる瞬間でした。
　
　
　
　
そして、1ヶ月後。
　
　
　
前回よりも進んだホスピタルの建設。
　
窓枠は全てつきました！
意外とキレイにラインが出てます。
　
　

　
　
100mほど離れたところには
ドクターやナース用の
居住スペースも。
　
　

　
　
内側の屋根がついて、
ペンキを塗ってるところ。
　
一つの方向から塗るほうが
仕上がりが綺麗になるよ〜！！
　
　

　

　

　
　
　
今の現地の現状で
どこまで必要とするのかというのはあります。
　
何十年も保てる建て物のほうがいいかもしれない。
でも、
それには材料を大きく変える必要がある。
　
ということは、
何倍もの予算が必要。
　
もしかしたら、
受診料が大きく上がってしまうかも。
　
　
そもそも、真っ直ぐのラインは
そこまできにしていない、とか笑
　
　
自分だからこそのアイディアと目線を
現地のニーズに融合させたいと思います^^
　
　

　

ちなみに、
この村で夕食を食べたのは
ライトのない食堂^^
　
コネコネされたパウンデッドヤムと
少し苦味のあるエグシ。
　
おいしくいただきました^^♪