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「 1000人規模のセレモニー 」

2017/5/21 6:05
「 1000人規模のセレモニー 」


 

 
 
88歳まで生きた女性の葬儀は
盛大に行われました。
 
300人以上の人が集まってのセレモニー。
1日目はこちら
 
1日目もこれだけ多くの人が集まったのに、
まさか、
さらに多くの人たちが集まるとは…
 
このときはまだわかっていませんでした^^
 
 
 

 
 
来る2日目。
清々しい天気も味方してくれている^^
 
セレモニー本番です。
 
 
 

 

 
 
会場の中に入ると、
前方には複数の神父さんたちがスタンバイ。
 
中央には昨日も担がれていた
白い棺が置かれています。
 
 

 
 
このときすでに、
300人近い数の村人たちが集まっていました。
 
ですが、
第2陣なのか!?と思うくらいに
式の途中からさらに多くの人が入ってきます。
 
この会場はぎゅうぎゅうに埋め尽くされ、
膨れ上がっていく人の数は、おそらく500人くらい^^
 
 

 

 
 
 
それだけ多くの人が集まるセレモニーも
落ち着いた雰囲気で始まっていきます。
 
 

 

 

 
 
 
神父さんからの言葉に耳を傾け、
それに呼応して
 
言葉を発したり、
リアクションをとったり。
 
 
前方の席には
親族や他の長寿の方も見受けられました。
 

 
 
その方々を中心に、
白い棺を取り囲み、
言葉や歌をおくります。
 
 

 
 
 
それから、
会場の1/4くらいの人たちが
一番前方のステージ上に集まり
さらに深い祈りを捧げていくのです。
 
 
 

 

 

 
 
 
と、
スタートからここまでは
わりと落ち着いています。
 
 
ですが、やはりナイジェリア。
 
雰囲気が一変するタイミングが訪れます^^
 
 
 
親族の方々が、
銀色の大きなボールを持って、
前に一列に並んでいます。
 
 

 
 
その場所に、
会場にいる全員が
お金を持って出てくるんです!
 
御香典のようなものだと思います。
 
意外にも?笑、
整然としていて、
きちんと列をなして出てくることにビックリ笑
 
 
全てのボールにお金を入れていく人もいれば、
決まったところに入れていく人もいます。
(親しげに話したりするのをみると、
特に親しい方のところに入れたんだと思います)
 
 

 
 
 
握手したり、
抱き合ったり、
笑ってたり。
 
 
間違いなく、
このセレモニーの中の一大イベントだとわかりました^^
 
 

 

 

 
 
 
それからほどなくして
室内での儀式は終了です。
 
 
 

 

 
 
屋外へ移動し、
白い棺はそのまま埋葬されていきます。
 
 

 

 
 
親族や特に関係の深い方々が
言葉をかけながら
土をかけていく。
 
 

 

 
 
 
こうして、
盛大なセレモニーはひとまず区切りです。
 
 
 
1日目のセレモニーと同じ会場に移動すると……
 
 

 
 
昨日使われていたテントの中は
空いている席を探すのに苦労するほど
パンパンになってます笑
 
増やされたテントのほうも
もちろん満席。
 
 

 

 

 
 
 
概算ではありますが、
溢れていた人たちがいることも考えると
 
1000人は超えていると思います^^
(さらに、食事を作ったり、
運んだりする人たちもいます!)
 
 
楽器隊が何組かいて、
リズムに乗って踊ってます♪
 
僕も一緒に踊って、
村の人たちに溶け込むことができました^^
 
 

 

 

 
 
 
この楽器隊も、
演奏して盛り上げることでチップをもらったり、
 
駄菓子やタオルを持って
商売する売り子たちもいたりします。
 
 

 
 
 
親族はもちろん、
教会の人たち、
参列した大勢の村人、
会場や食事を準備する人に
ここで商売をする売り子たち。
 
 
いろんな立場の
本当に多くの人たちにとって
 
大事なセレモニー、
一大イベントになっていることも感じました^^
 
 

 
 
 
短い期間の中で、
両側の冠婚葬祭に参加しました。
 
今回参加したものは
あくまでも一つの形だと思います。
 
 
大きく分けても、

キリスト教とイスラム教では違いますし、 
北の地域のハウサ系やイボ系では違うかもしれないです。
 
 
それでも、
ナイジェリアでのセレモニーに参列できて
とても貴重な経験。
 
とても嬉しいですし、
大きな感謝です^^
 
 
これからも参加できたときには
またご紹介できたらいいなと思ってます^^
(来月、結婚式に参加予定ありです^^)
 

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